山の家の庭には「ハイブリッド芍薬」と呼ばれる芍薬を何株か植えてあります。

ハイブリッド芍薬とは、ボタンと芍薬を交配させることで誕生した両者の良いとこ取りをした芍薬と言われています。

私の浅い知識では正確にお伝え出来ないのですが、芍薬は草でボタンは木ということですがハイブリッド芍薬の株元は木質化します。

ですが、冬には地上部は枯れます。

日本の園芸家伊藤東一という人が黄色い芍薬を作ることを目指して交配したことからその歴史が始まったとされています。

そしてハイブリッド芍薬の中でも最も早く世に出た黄色い芍薬が「オリエンタルゴールド」という黄花の品種です。

何も知らずに植えたオリエンタルゴールドが少し前まで咲いていました。

それがこれ!

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直径15cmを越える大輪の花。

黄色い芍薬がこの花から始まったということは今回初めて知りました。

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今年咲いたのは2輪だけでした。

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次はヒラリー

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本来豪華な八重咲の大輪種なのですが、ご覧の通りプレーンな一重咲き。

昨年も何輪か咲いた中で一輪だけまるで先祖帰りしたような咲き方をしていて不思議な思いをしていました。

残念ながら今年は咲いた花全てがこんな感じ。

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本来は濃くて渋い感じのピンク色で咲きます。

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下の写真は昨年のヒラリー。

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そして今盛大に咲いているのが「氷点」です。

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白い八重の大輪です。

花の中央部に赤い差し色が入るのが魅力的でとても気品のある品種です。

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我が家の庭では、芍薬は花が大きく重いので花茎一本一本に支柱を立てるようにしています。

ハイブリッド芍薬は株元が木ということもあって倒れにくいことも特徴のひとつですが、この氷点は特に花首が固いので倒伏しにくい性質があるということです。=実際は支柱立ててます。

そして花付きがものすごく良いです。

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花芽が6~7本くらい立ち、一茎に蕾が4ケくらい付いています。

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ご覧の通りですがこんな風に全部咲かせてはいけないようです。見た目にもきれいじゃないですよね。

育て方を調べてみたら
☆芽かき、摘蕾、花がら摘みが大事。
☆一茎に一輪、一株に3輪から5輪が適切。

残念ながら全く分かっていませんでした。

他にも肥料食いであることとか、水はけが良い土で乾燥しない場所とか当然ながら良い花を咲かせるためには大事なポイントがあります。

実は他にも花芽が全く立っていない芍薬が3株あります。

私たちの庭には芍薬が良く合っていると思いこんで楽観視していましたが、ガーデニングの難しさを実感しているところです。


本日のおまけ

この氷点に珍しい蝶がきました。

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見たことがない蝶だったのでネットで検索しました。

「胴体がトラの模様の蝶」これで検索!

出ました。「トラガ(虎蛾)」まんまですね。

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