「美しい花には毒がある」とよく言われます。

私たちが普通にガーデニングで楽しんでいる花たちにも毒を持つ植物があります。

スズラン、スイセン、ジギタリスなどは多くの方が育てているのではないでしょうか。

そういえば先日もスイセンとニラを間違えた事故がありましたね。

中でもトリカブトは毒草として有名です。

危ない雰囲気がありますが、山野草ファンにはとても人気の植物です。

我が家の山野草コーナーにも2株のトリカブトが育っています。

有毒植物ということは、普段は意識することもないのですが、近くの沢沿いでこんな植物に出会いました。

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草丈も50cmくらいある立派な草が3〜4株生えているのを発見。

見つけたのは4月30日のこと。

まだ開花前で蕾はこんな感じ。

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調べてみるとケシ科ということは分かりましたが、正確な名前は分かりませんでした。

何日かして開花。

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美しい黄色の花。

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放射状に広がる長いシベが目立ちます。

この草の名前は画像検索で簡単に出てきました、クサノオウという野草でした。

クサノオウはケシ科クサノオウ属の一年草(越年草)。

1属1種ということですが、山野草ファンには馴染みのあるヤマブキソウは同じケシ科で近縁の植物のようです。

ウィキペディアによると、「全草に約21種のアルカロイド成分を含み、その多くが人にとって有毒である。」とあります。

とても美しい花なので、思わず手に取ったり、雑草と言えなくもないので採取したくなったとしてもおかしくありませんね。

毒性はかなり強いようなので取り扱いには慎重さが求められますが、皮膚病の外用薬や下剤・鎮痛剤など薬草としても利用されてきたようです。

クサノオウは北海道から九州まで分布するとありますので、ごく一般的な野草だと思いますが、不勉強で私は今回初めてみました。

名前の由来は茎や葉を切ると黄色い汁(毒です)が出るので「草の黄」、皮膚病に効くので「瘡の王」、薬草の王様という意味で「草の王」などの説があるそうです。


本日のおまけ

最近爪研ぎ兼キャットタワーを購入しました。

これです。

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硬質段ボール製で、爪研ぎしてもあまりカスが出ないのと、重量物の梱包などにも使われる段ボールなのでとても丈夫に出来ています。

購入した時は3ニャンとも興味津々でした。

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残念ながら最近は少し人気が落ちているようです。

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主にミーちゃんが寝ている私を監視する見張り台として使っています。

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可愛いから許します。

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